庭からたぬき

憧れの庭を手に入るべく、土や植物と向きあう日々の記録です。

粘土質の土をふかふかに

雑草を抜き、石を掘り起こし、土に向きあって4ヶ月。

 

困ったことに我家の庭土は粘土質です。

 

それも、ものっっっっっすごい粘土質です。

 

粘土として売れるような、手で「ぐにゃり」とできるような

固形の粘土も時々でてきます。

もはや立派な粘土です。

 

でも植物には、いただけません。

 

外構を扱う業者の方に聞いたところ、

「他の土地から持ってきた土を庭土とすることもある」とのこと。

その内容によって、知らぬ土地の粘土質の土だったり、

砂利まじりだったり、どこかの残土だったり、するそうです。

残念なことに。

畑のようなふかふかの土は売れるので、

もしも畑だったところに家を建てたりする場合は、

「庭土はそのままにしておいて下さい」と業者に伝えた方がいいそうです。

そうでないと、良い土を持って行かれて売られちゃったりするそうです。

 

そういうわけで、何も知らない小市民として、

現在、庭に置かれていたどこかの残土と向きあって闘ってきました。

 

我家の庭土は、雨があがり数日すると、カッチカチになり、

鍬もシャベルもスコップも「歯がたたない」ような粘土質です。

開墾作業も難航しました。加えて砂利と石だらけ。

 

お手上げかなと思い、

一度は業者にすっかり黒土との入替をお願いしようかと迷って、

見積りを取ってもらったりしました。しかし驚きました。

3坪ほどの庭ですが、50cmの深さで交換をお願いするとおよそ35万円。

・・・びっくりしました。

土の入替って高いんですね。

外構の会社では「サービスでできるレベルの広さです」って言われましたが・・・。

 

あえなく却下。くやしさも増したところで、

自分たちの手で開墾作業を進めることに。

がぜん闘志もわきました。

 

検索です。

 

ひたすらに、「土壌改良 粘土質」

「庭土 改良 排水」

などとキーワードを変え、いろんな角度から検索です。

 

畑の粘土質に困っている方が多かったようでしたが、

我家はちょこっとした庭です。

ガーデニングの先人たちが、様々な知恵を授けてくれました。

そのひとつがこちら! 

EB-a (←リンク切れしていました。すみません 2019/11/05)

土を耕してから、これを水で薄めてまくだけ!

まるで魔法使いに出会ったような気分です。

完全に化学薬品だという点は気になりましたが、

今のところ食べるような植物は植える予定はないので、よしとしました。

また、畑の土壌改良材とされているので、不安は減りました。

 

これを知ったのが1週間ほど前。

雨上がりなどが最適、ということでしたので、

梅雨の晴れ間の開墾作業にも力が入ります。

石掘り生活をしながら、EB-aをまいてみました!

 

翌朝・・・・・・!

さつきとめいがトトロの夢から醒めて

期待を胸に飛び起きて庭を眺める、あのとき気持ちのようです。

 

なんか違うような、気がする。

 

やわらかい〜!

 

いくらいくら耕しても、

踏めば数日であっという間にカッチコチになっていた土が、

なんだかふんわりとしているのです!

ものすごく耕しやすいかと言われれば普通ですが(笑)、

以前の苦労を知っていればこそ、

ふわふわに思える、この鍬のささり具合!!

 

そして、ゴボっと大きな塊になって掘り起こされていた

土たちが、塊にならずに耕せます。

そしてその土の塊たちは、踏むとパラパラ〜っと崩れる砂のようで、

乾燥すると粉のように舞って嫌だったのです。

それが「団粒化」していて、もう以前のようではありません。

 

次に大きな違いは排水の早さ。

前は水たまりができて、なかなか引かなかったのですが、

心持ち、変わったように思います。

ありがたいことですが、すこしの液体でこんなに変わるのは

あまりにお手軽すぎて、なんだか狐につままれたよう。

いまだ半信半疑です。

また何か影響が出てきたら、ここで報告したいと思います。

 

 

さぁそしていよいよ、明日は耕運機を借りてくるぞー!!

 

さきほど酸度計を使って調べると、我家の今ある土はPh5.5と出ました。

すでに石灰3袋で中和したつもりだったんですが・・・

歯がたたない強酸性の土壌なんでしょうか。。

石灰やカニ殻を買ってきましたので、頑張って中和します。

 

ホームセンターなどで購入した、こだわりの土たち30袋(後日さらに20袋)を、

耕運機を使っていっきに耕して混ぜるつもりです。

カチカチ粘土から、ふかふかの土を目指して!!

 

ではまた。


2019/11/05追記
続報記事にも書きましたが、この薬剤の回し者ではございません。
結論から言うと、
これ一本でふかふかにするのは難しいのかな、という印象です。

しかし、歯が立たなかったカチコチの粘土質を、耕すだけでも苦労していたので、
まずは耕しやすくなった、というのが利点でした。
当初に比べて、ガラや石などを拾いやすく、掘り返しやすくなりました。
そこへ色々なものをすきこんでいきまして、半年かけてふかふか土壌になりました。
後日談。