庭からたぬき

憧れの庭を手に入るべく、土や植物と向きあう日々の記録です。

庭の土

こんにちは。

 

1年ぶりに、放置状態だったブログを開いてみましたら、

粘土質に悩まれている方が、多くアクセスしてくださっているようだったので、

今日は、あれから一年たった我が家の庭土について書こうと思います。

 

ちなみに、我が家の庭、

”before”は、建売住宅の狭い庭、およそ3坪。

庭土のすべてがどこかの残土で、石と砂利とがれきだらけのカチコチ粘土質。

 

”after”というか、今の庭土は、苦労の甲斐あって、申し分ないふかふか庭土だと思っています。ハーブ類が多いので、酸性に傾かないように気をつけています。

 

最初のEB-a、あれは確かに最初の一歩として、結果的に良かったと思っています。

なぜなら、雨上がりにカチコチになり、歯がたたないほどの粘土質を

耕すだけでも大変だったので、まずは石拾いのために、必要な過程でした。

(ですが正直なところ、あれ一本でどんな土質もふかふかになるとは思いません。)

植物が好きな方なら、腐葉土や有機質など、土に手を加えたくなると思うのですが、

それとの合わせ技で、元々の粘土質をマシにさせる程度の効果はあると思っています。

 

ちなみに、おかげさまでかな?あれ以来、

庭に水たまりができることはなくなりました。

排水がよくなったということですね。

 

どれが良かったのか、効果的だったのかは分かりませんが、

粘土質の庭土に施したのは、

EB-aをまく、そして耕す。

そしてくん炭、もみがら(酸性になるとか窒素不足の問題とかも言われますが、兎にも角にも歯がたたないカチコチの土に、空気を入れたかったのです)、などを加え、耕運機でひたすら深さ20cmほどかき混ぜるようにして耕す。

このとき、家に集められるだけの落ち葉をためて、短く細かくカットしたりしながら、土にすき込みました。

 

ホームセンターなどで買ってきて足す土は、花崗岩質の赤っぽい土や、軽く、顆粒状の土を選ぶようにしました。

バラ用のふかふかの土、というのもネットで売られていたので、バラの根元や、庭木の根元などにも活用しました。

中和には気をつけて、もみがらくんたんを慎重に使いました。

肥料はできるだけ有機のものにこだわって、米ぬかぼかしにも挑戦しました。

 

 

やはり、古い土の匂いというか、雨が溜まってほこりや泥のような臭いのする土が、

耕してもあちこちにかたまっていたんですよね。

これこそ、ふかふか土と対局にある土だなと、いいモチベーションにしておりました。

残念ながら、1年たった今でも、たまに深く掘ると、この臭いがする場所もあります。

 

古い土というのは、なんでしょうか。ミミズやダンゴムシもいる気配もなく、

雨が降ると水たまりになり、上がるとカチンコチンにひび割れ、

スギナとヒメシバと仲良しのイメージです。じめじめして苔が生える箇所も。

 

こういう場所には、飾った切花が枯れ乾燥したものや、拾い集めた落ち葉、

乾燥させた茶殻やコーヒーかす、粉砕した卵の殻。

ありとあらゆる有機物を混ぜました。

ただ直接混ぜるのではなく、大きなバケツ(蓋つき)を用意して、

そこに、古い土と上記の有機物を混ぜて寝かせます。

夏、暑い日が続くと、消毒にもなるように、黒っぽいバケツです。

自分の判断ですが、飲み残しのビールや、ワインなども足しました。笑

発酵したり、うっすらカビが生えるのですが、微生物が活動しだすのか

古い土の臭いよりは、マシになってきました。

土のリサイクル用土も、ここで足しました。

 

本来なら家の裏山にコンポスト、と行きたいところなのですが、

狭い我が家にそんなスペースはないので、庭の片隅でバケツです。

 

これで良いのかなぁ?と半信半疑のまま、毎日実験しているような気持ちでした。

 

年明け、いろいろな情報を自分なりに解釈して、

米ぬかでぼかし肥料というのも作ってみました。

大量の米ぬかと、納豆と、お湯。そしてパン用の天然酵母

温度が上がらないときには、お菓子や海苔についてきた乾燥剤の石灰を混ぜました。

するとびっくりするくらい高温になり、

コメツキムシの幼虫みたいな小さな虫がわいたこともあったのですが、

高温になったときに消えました。

ひと月ほどで完成したので、庭にまぜたり撒いて使っています。

 

このあたりで、もうずいぶんふかふかになりました。

これが2015年の4月頃です。

庭を耕し始めて一年が経った頃ですね。

 

こうして土で悩むことはなくなったのですが、

たま〜〜に出てくる、豆苗?とおぼしき芽や、もしかしてかぼちゃ?とおぼしき芽が出てきて笑えます。色々混ぜすぎました。笑